私は本を読むことが大好きです。
いろいろと思い悩んでしまうことが多いですが、本を読むと夢中になってしまって、思い煩う時間を減らせることできます。
考えさせられる小説、考え方が変わる、衝撃を受けた本を紹介したいと思います。
目次
人生って何だろうと思ったときにおすすめの本
人生って何だろう。自分だけしか進めない自分の人生。
自分の人生と向き合ってみましょう。
「一度だけ」 益田ミリ
なんだか、くたびれたのだった。人をあてにする生き方に、ではなく、自分をあてにできないような生き方に。
このフレーズにであって、私がくたびれ果てているのは、そうだ、このせいだ!!と納得しました。
育った環境のせいにしてみたり、思い通りにならない仕事や家族の人間関係のせいにしてみたり、自分がうまくいかないことを自分以外のせいにしてきたけど。
自分をあてにできないのは、自分のせいなんだ。
登場人物のあさましい、みっともない、寄生虫みたいな心の内の部分を隠そうともしない。
目を背けたくなる描写がたくさん出てきますが、こんな風に思っても良いんだってどこか安心しました。
そんなこと、なんてことないんだよというようにサラッと書いてしまう、益田ミリさん。素晴らしい。
さすが人気なだけありますね。漫画家でも有名ですが、この小説、読んでよかったです
家族について考えさせられる小説
人はひとりでは生きられません。誰にも命を授けてくれた人と育ててくれた人がいるはずです。
いろんな家族の形がありますね。身近にありすぎて、当たり前の存在になっているかもしれませんね。
「家族」をテーマにした小説を読んで、家族の絆や温かみを感じられると良いですね。
そして、バトンは渡された 瀬尾まいこ
5人の父と母がいる主人公、森宮優子。とても複雑な家庭環境のなかで生きてきたが、どの親からも最大の愛情を注がれてきた。
本当に幸せなのは、自分の知らない大きな未来へとバトンを渡す時だ。
人生を変えたいおすすめの本
「普通」とは何か。普通に生きることが難しい。うまく周りとなじむことができない。
どうしたら良いんだろう。そんな時に読んでもらいたい小説です。
「コンビニ人間」 村田沙耶香
物凄く不器用な主人公。私も、こんな風に不器用なところがあるなぁ。
しなければならない仕事がたくさんあるのに、雑談することなんてできない!!
そんな所とか私とそっくりすぎてぞっとする。
そして、自分の知らない所で、飲み会とか行われているらしい。あれ、どうやら誘われていないのは自分だけらしい。
そんな所も自分と重なってしまった。
食事を餌だという認識は私にはなかったけど。現代社会の生きにくさをうまく表現されている。
個性とか、生きがいとか、優越感とか、生き方を考えさせられる作品です。
人生の糧になった!!おすすめの本
挑戦することなく、無難に生きてしまっていることに嫌気がさしても、日常を変えることなくただ毎日を過ごしてしまう。
そんな時におすすめしたい小説です。
「兎の眼」 灰谷健次郎
全ての教育者に、必ず読んでもらいたい一冊です。家の人が読んでる雑誌に紹介されていた本です。
人間は抵抗、つまりレジスタンスが大事です。人間が美しくあるために抵抗の精神を忘れてはいけません。
反発することが大事である。美しくいきたい。このままではいけないな。
難しいけど、流されてはいけないな。そう強く思いました。
飲み物、食べ物に不自由したことのない人にしか分からない壮絶な足立先生の体験は胸が苦しくなる。
時代背景が違うけど、小谷先生の情熱が眩しく、羨ましい。
私も、小谷先生のように生きてみたい。
恋愛について考えさせられる小説
恋愛小説はたくさんありますが、もてない女の心情が痛いほどつまったこの本を紹介したいと思います。
「葡萄が目に染みる」 林真理子
昔、2チャンネルの喪女版で紹介されていた本です。
主人公のもてない勘違いが痛いほど身につまされました。
目立たない、気にも留めない、無難な(無難に見えた)女の子が、実は人気者の男子の彼女であることを電車で発覚してしまった衝撃は凄まじかった。
えっ、ええええ、そんなぁ~。
うそでしょ。まさに喪女におすすめの一冊です。
まとめ
今回は、考えさせられる小説、人生が変わる小説を紹介しました。
小説を読むことで、生きていてもいいんだ。こういう風に思っても良いんだと思うことができます。
自分、自分と凝り固まっていたものを解き放ち、もっと柔軟に考えることができるようになります。
楽しい時間が増えます。生きる楽しみが増えます。
この記事を読んで、考えさせられる、あなたの人生を変える小説に出あえますように。
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